DAISUKE TSURUGA04シンクラングループは2021年に創業50周年を迎え、昨年は“100年企業”を目指す上で次なる50年に向けた第一歩となりました。当社の事業活動を支えてくださる国内外の顧客、お取引先様、地域の皆様をはじめ、当社を取り巻く全てのステークホルダーの方々に心より深く感謝申し上げます。昨年、シンクラングループは「世界の飲料ビジネスを変える!」を新たなパーパスに掲げました。高品質なオペレーションに自信と誇りをもって、サスティナブルな社会の実現を追求するとともに、ステークホルダーの皆様と意識を共有し、迅速に行動すること(TEAM OF TEAMS)により、世界の飲料ビジネスを変えることを目指しています。パーパスに掲げる“サスティナブルな社会の実現”は企業として最重要課題と認識しており、社会環境や人々の価値観・ニーズの変化を受け、当社の成長戦略・オペレーションモデル・組織構造もブラッシュアップし続けています。社会と共に存在することを常に意識した持続可能な事業の追求、経済的価値と社会的価値の両立こそが、シンクラングループの使命です。国連が提唱する世界共通目標「SDGs」を踏まえ、昨年、シンクラングループでは「環境」・「社会」・「リスクマネジメント/コンプライアンス経営」の3つの観点から、“10の経営テーマ”をサステナビリティの取り組みの最重要項目として新たに掲げました。経営テーマ毎にSDGs目標を設定し、目標達成に向けた取り組みを日々実行しています。「環境」においては、“省資源”と“気候変動への取り組み”をテーマとしており、特に車両からのCO2排出量の削減は大きな課題と捉えて取り組んでいます。「社会」の観点においては、“運輸安全”や“健康経営”等、安全安心な事業活動を実現する基盤構築をはじめ、誰もが働きやすい環境をつくるべく“女性活躍推進”や“人権尊重”等、幅広い経営テーマに取り組んでいます。これからも事業活動を通じて社会課題に取り組み、社会的責任を果たすことにより、ステークホルダーの皆様からの信頼を高め、シンクラングループの経済的価値、社会的価値の向上を目指してまいる所存です。本レポートで私たちの社会的責任についての考え方と取り組みをご理解いただけましたら幸いです。株式会社シンクランホールディングス代表取締役社長 兼 COOサスティナブルな社会の実現を追求する。鶴賀 大輔
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