私たちは、「安全はすべてに最優先する」をスローガンに、交通事故防止活動を推進します。トラックによる輸送を行う事業活動が、地球環境・地域社会に与える影響を正しく認識した上で、安全マネジメントを構築し、かつ継続的に改善することにより、交通事故防止を図ります。
これらを推進するため、交通事故防止の目的・目標を設定し、定期的に見直すことにより、全従業員で交通事故防止に取り組みます。
シンクラングループでは“安全はすべてに最優先” して日々活動しており、安全推進に専門特化するグループ会社“株式会社ONE MISSION” を2022年に立ち上げました。ONE MISSION社では「シンクラングループで事故によって不幸になる人をゼロにする!!」という考えの下、シンクラングループの安全運転の推進に取り組むとともに、交通安全に対して自律的に考えて行動する社員を育成しています。
法令に基づき、新入社員研修にてトラックの特性等について教育しています。
また、新入社員が独り立ちする前に、現場管理者による20時間以上の同乗指導教育を実施しています。
交通安全、環境、車両の効率・資産管理等のレベルアップを図るべく、ドライブレコーダー機能付デジタルタコグラフ(以下、高機能デジタコ)を全ての車両に搭載しています。毎月、ドライバー毎にデジタコデータを分析・配信することにより、ドライバーに応じた安全運転の指導や、運転技術の向上に役立てています。
1,300人を超えるドライバーの安全運転へのモチベーションを高め、交通事故の撲滅につなげるべく、無事故無違反ドライバーを表彰する制度を設け、年1回表彰しています。2023年には、15年間無事故無違反の優秀ドライバーが10名、10年間の無事故無違反者が73名、5年間・1年間の無事故無違反者がそれぞれ122名、648名おり、優秀ドライバーとして表彰・賞賛し、労をねぎらいました。特に15年間無事故・無違反者10名については、聖光寺にて表彰式とワークショップを開催し、日々の安全の取り組み・活動について情報共有・意見交換を行い、参加者全員が「安全」の大切さを再確認しました。
シンクラングループでは“安全はすべてに最優先” して活動しており、安全の象徴として長野県蓼科山聖光寺をお借りして、年間を通じて行事を行っています。
私たちは、「従業員の安全は経営の基盤である」という認識のもと、職場における従業員の安全を確保し、健全で活気ある職場環境づくりを推進します。安全においては、「不安全行動の排除」・「不安全状態の除去」という2つの視点から取り組みます。
従業員の安全に対する意識を向上すべく、社内でのあいさつ時の声掛けを「ご安全に!!」とし、安全第一の組織風土の構築・浸透を図っています。また朝礼等で安全唱和を繰り返し実施することにより、安全意識の浸透・動機づけを継続しています。
さらに、安全な職場環境づくりと安全意識を高めることを目的に、繁忙期前の5月と繁忙期終了後の9月に職場の安全自主点検を行っています。
安全衛生管理活動を円滑に推進・強化することを目的として、全国の支店責任者も参加する安全衛生会議を毎月開催しています。会議では、従業員の安全と健康を維持・向上するための現状の問題点と対策を議論・検討し、実行できる運営体制としています。各職場では職場ミーティングにて職場の安全をテーマに、年間の活動や強化すべき取り組み内容の周知と徹底を図っており、職場で解決できないことは社員会を通じて経営トップにまで上げ対応する仕組みを構築しています。
私たちは、「従業員の健康は経営の基盤である」という認識のもと、職場における従業員の健康を確保し、健全で活気ある職場環境づくりを推進します。健康管理は体だけではなく、心も含めた健康の保持・増進に努めます。
対象の従業員に健康診断を年1回実施しており、二次検診が必要な従業員には受診の指導を行っています。健康管理システムを活用することにより、従業員の健康データを一元管理し、従業員の健診結果を正しく把握し、特定保健指導や再受診の提案につなげています。また、2024年9月よりシンクラングループの統括産業医を配置しており、必要に応じて統括産業医・法定産業医による面談や指導を実施し、個人に即した健康管理を目指した取り組みを強化しています。
従業員の健康意識の醸成と、健康の維持・向上をサポートする目的で、ヘルスケアに関する情報を週1回、社内WEBツールで発信するとともに、定期的に発刊する社内情報誌“T-Magazine” でも発信しています。食や睡眠等の生活をテーマとしたアドバイスや、季節・気候に応じた健康法等を紹介することにより、従業員の健康増進に努めています。
私たちは、「世界の飲料ビジネスを変える!」というパーパスのもと、人財育成・活用の促進と安全・安心な職場環境づくりを行うことで、従業員が生き生きと働き、誇りを感じる会社を目指します。
労働時間の適正化を目指し、時間管理を徹底しています。時間管理担当部門が、定期的に事業所管理者に個人別時間進捗データやシステムからのアラートを配信し、事業所や従業員に応じた細やかな指導を行うことにより、労働時間の平準化と時間創出へつなげています。
シンクラングループでは、パーパスに“人的資本への投資”を重要戦略と掲げており、人材開発に特化するグループ会社“株式会社LEADERS”を2024年4月に新設しました。LEADERS社では、オペレーション品質向上と次世代リーダー育成を重点テーマに掲げ、階層や職歴等に応じた教育・研修を行っており、2024年はシンクラングループ従業員延べ1,783名が受講しました。今後は、デジタルツールの活用や社外専門家とのコラボレーションにより、シンクラングループが目指す“世界の飲料ビジネスを変える”を実現できる人材を開発していきます。
私たちは、「世界の飲料ビジネスを変える!」というパーパスのもと、すべてのステークホルダーの人権を尊重し、従業員が生き生きと働き、誇りを感じる会社を目指します。
次世代リーダーの育成の一環として実施している社内研修“TEAM OF TEAMS グローバル研修”において、女性社員2名がファシリテーターを務めました。研修専任部門ではない部門の社員をファシリテーターとして起用するのは、シンクラングループとして初の試みです。また当研修のサポートメンバーも全て女性社員で構成しており、女性活躍を推進する上でも大きく前進する取り組みとなりました。
将来の幹部候補として女性社員2名を選抜し、経営や組織等に関する知識習得・実践スキル向上を目的として、2022年10月~2024年9月までの2年間、ビジネススクールへ派遣しました。また女性社員1名がビジネススクール主催の研修を受講し、専門性の高い講義や、他社から派遣された受講者とのグループディスカッションを通じて、“自分らしいリーダーシップ”を導き出しました。知識の習得や自己研究等を通じて、将来のシンクランの成長をけん引する次世代リーダーを育成しています。
シンクラングループでは、性別に関係なく、どのようなライフステージにおいても常に活躍できる職場環境づくりを進めています。2024年は女性活躍推進に向けた取り組み強化の一環として、女性活躍推進イベント“thinkrun Group Women’s Day2024”を開催し、全国の女性従業員 約50名と経営層・組織長が参集しました。当イベントでは、国内・海外でのDE&Iの取り組み・現状を学ぶセッションや、女性によるグループディスカッションと発表(テーマ:シンクラングループが女性活躍を進めていく上で、何が出来るのか)のセッションがあり、参加者全員がそれぞれの立場・役割に応じて、女性活躍推進を自分事化する機会となりました。
パワーハラスメント、セクシャルハラスメントの定義や、ハラスメントがもたらす悪影響、ハラスメントを防ぐための行動等を学ぶことを目的として、社内WEBツールを活用したハラスメント関連情報の発信や、ハラスメント防止の啓発ポスターの掲示を行っています。
障がい者の雇用を重要な社会的責務と認識し、障がい者の就労の場を提供しています。2024年末現在で、障がい者雇用率は2.5%となっています。
サステナビリティ